2012/11/29

神戸マラソン2012

神戸マラソン クォーター10.6K完走!

4月から走り初めて7ヶ月とちょっと。だいたい月100キロぐらいのペースで夏の暑い盛りも走り続けられたのは挫折しないように申し込んだ神戸マラソンがあったからかもしれないけれど、それでも大会の日が近づくにつれ、ノロノロ亀ランナーの私は制限時間が気になったり、タイムを気にし出すようになると毎日の練習でも昨日より早くと思って気負ってしまいしんどくなってきてここ1ヶ月ぐらいはテンションが下がりっぱなしで“なんでマラソン出ようと思ったんやろ”と楽しく走れなくなっていた。
当日は8:15分までに荷物を預けなければならなくて、時間を逆算したら6:20最寄り駅の電車に乗らなければならず4:45分起床。東京行きの先週に引き続きの5時前起床。暗いうちに出掛けるのもういや。とおもいつつ最寄り駅に行くとどうみても神戸or大阪マラソンの人が私以外に3人もいる。ここでちょっとテンションが上がる。
寒さにブルブル三宮に着いてスタート地点に向かう道路に出てみると走行者天国!走る人人人人。
あーこんなにみんな走るんだと楽しい気分になってくる。

今月初めの初マラソンは土砂降りだった。景色もろくに見えず、聞こえるのは合羽にあたる雨音ばかり。時計が無く全てiPhoneだよりの私は時間もペースも確認できず、寒さでろくに足もあがらず散々だった。それにくらべてこの日は寒すぎず、日が照りすぎることもなく、曇りすぎることもなく、まさにマラソン日和。それだけで無条件に楽しい。スタートまでの待ち時間も周りのランナーの扮装や女性、男性問わずおしゃれなウェアの人など見てるとあっという間だった。

道々本当に途切れることなく続く声援に力をもらい、感激し、時に笑い、キロ表示が進むたびに“もう終わってしまう”という走り出してこの方未だかつて一度も味わったことのない走り終わるのが惜しい気持ちで気持ちよくゴール。10.6K短いな~と思ったのも初めてだった。
ゴール後振る舞われたぜんざいを食べながら高見からまだまだ走り続けるフルの人を見る。あんなに走るのイヤだな~と思ってたのに、それでも終わってしまうとまたちょっと走りたいな~と思ってしまったのでした。

須田悦弘展&須田悦弘による江戸の美

須田悦弘展&須田悦弘による江戸の美@千葉市美術館

緻密で可憐で儚げなんだけどしぶとそうでもある。須田さんの手から造られる木から生まれた植物。
目を惹かれずにいられない美しい花々だけでなく、みんな何処や彼処で見たことがあるのに名前もしらない雑草であったり、美しい花もただ美しいだけでなく、虫に食われていたりと一癖あって面白い。
面白いのは作品だけでなく、展示方法も趣向が凝らされている。
細長い空間にの奥で待ちかまえている花に向かってずんずんと近づいて行く。空間の狭さ、作品が良く見えて来るにつれ少しずつワクワクと緊張が高まる。
茶室のようなにじり口から入ると漆で塗り込められた空間に鎮座する花。ピカピカの漆の壁に映る姿も実物とは違う見え方で面白い。
雑草は雑草らしく咲いたり、つり下がっている物、宙に浮いている物、風に吹かれて舞い込んで来たのかと思わせる物、何処に隠れているのか。探し当てても気づかないかもしれない。でもそれはそれで最大の賛辞であるのかもしれない。

須田悦弘さんチョイスの江戸の美、一枚一枚ケースに入れられ真上からいろんな角度で堪能できる。
こちらも展示方法が凝っている。江戸絵画と須田作品のコラボも一体感が面白くて素晴らしくて堪らない。
屏風に描かれた椿が、今まさに落ちたように見えるものや、雀の視線の先に置かれた目を疑うような作品など、会場全体が宝探しをするような雰囲気もただよっていて本当に贅沢で楽しい展覧会だった。

エルネスト・ネト展@Espace Louis Vuitton

Ernesto Neto "Madness is part of Life"

三方ガラスの空間に内蔵のような作品がぶら下がっている。足を踏み入れると天井から吊られたロープがユラユラと揺れ、足元でゴムボールがきしむ。
作品の意味するところはなんとなくしか分からないけど、ただただ楽しいのである。

多摩美術大学図書館

ゆるやかな坂を登った先に図書館はある。図書館の中に足を踏み入れてもその坂はまだ続いているのだ。キャンパスの斜面に沿うように建てられている。屋内でいて屋外のようでもある。

ゆるくカーブした外壁にそれぞれ形の違うまるで手書きのような円形の窓。凹凸のないコンクリート打ち放しの堅いイメージを柔らかくしている。
SRCのアーチを構造体に用いることで構造体の重さを感じさせない外壁、内部空間になっている。
傾斜のあるコンクリートの床を逆手に取ったユニークな椅子が置かれていたり、開放的で肩肘の貼らない図書館のイメージとはかけ離れた印象を受ける。丸っこい椅子に腰掛けて友達と映画を観ていたり、うたた寝にぴったりな長いすで爆睡中の学生さんがいたりと、楽しくて長居したくなるような図書館でした。


2012/11/26

宮永愛子 なかそら−空中空−

宮永愛子:なかそら−空中空−@国立国際美術館
常温で昇華するナフタリンを使った作品。日々形は変化し、輪郭があいまいになり、原型をとどめなくなる。

私の作品は変化を伴なう ――― 別に特別なことではない。

どんなに貴重な美術作品でも、そばにある身近なものでも、
そして形なきあなたの気持ちも。
すべてのものはとどまることなく変化しているのだから。
あるかなきかの変化を続けているのである。

私の作品の場合は、氷のように早くもなく、
ギリシャ彫刻のように遅くもない速度で変化をする。
どこが終わりでも、またはじまりでもない。

作品を見たあなた自身の想像力が、次の姿を決めるのである。
私が与えたうつろいのかたちは、そこに流れている今の儚さ、不確かさを知らせ、
また、記憶の力強さを教えてくれるだろう。

私は作品を残したくないのではない。きっと誰より作品を残したいのだ。
永遠に残る名品ではないけれど、忘れられない作品を作りたい。
                                                                                                                                                                                                                                      -宮永愛子- 

2012/11/14

Skrillex JAPAN TOUR 2012@なんばHatch


Skrillex JAPAN TOUR 2012 @ なんばHatch 2012/11/13

カウントダウンが終わるとRight Inで爆発して初来日ツアー幕開けである。
血管がちぎれるかと思うくらいの衝撃。
耳と目と胸に感じる音も映像もSkrillexことソニー・ムーアの動きも寸分の狂い無く完璧にキレッキレです。凄い凄いとは聞いておりましたが、予想の遥か彼方を行く凄さでした。
後ろの子が数え切れないぐらい“やばい”を連呼していたぐらいやばかった!
HatchはSkrillexには小さすぎる!もっと大きな所でまた観たい!