2011/09/28

Artifact

30 Seconds to Marsライブの余韻に浸り続けております。
ただ、ワールドツアーの日程が残り少なくなってくれば思い出さずにはいられない。活動休止の話。

私はにわかファンなので詳しい状況がよく分からないんだけど、
3千万ドルの支払いを命じられたEMIとの訴訟とかいろいろありながらも
3rdアルバム「This is War」ができるまでを追った「Artifact」というドキュメンタリーが作られている。
まだ全編は公開されていなくて、Previewを観ました。
いつも余裕かましてるっぽいジャレッドの疲れ果てた姿。そりゃちょっと休みたいよね。


ところでジャレッドさん↑この奥に見える卵型の椅子!
エーロ・アールニオ (Eero Aarnio) のボールチェア (Ball Chair) じゃないですか?



この大理石スタンドの照明はアッキーレ・カスティリオーニ (Achille Castiglioni) のアルコ (Arco) 風?
左側のクリアな2脚の椅子はジャレッド主演映画「Mr. Nobody」でおじいちゃんジャレッドが座っていた椅子!
もらってきちゃったの?
「Mr. Nobody」


シャノンの後ろのその窓はっ!


ジャレッドが弾き語るそこは!


トモ、シャノン、ジャレッドが佇むそこは!
映画「ブレード・ランナー」でも登場したフランク・ロイド・ライト (Frank Lloyd Wright) 設計の
エニス・ブラウン邸 (The Ennis House)!

ちょっと変なところが気になってしまってしまいましたが、
ドキュメンタリー全編公開されるのを心待ちにまだまだ余韻に浸ります。

Notes from the Outernet EMI vs. MARS
ジャレッドのブログ。訴訟について。
火星探査1号機 artifact
ジャレッド・レト、30STMの情報満載の素晴らしいサイト!Artifactについて。

2011/09/22

30 Seconds to Mars Japan Tour@IMP HALL

30 Seconds to Mars Japan Tour 2011
9/21 - 名古屋.DIAMOND HALL
9/22 - 大阪 IMP HALL
9/23 - 新木場 STUDIO COAST

前日9/21の名古屋でのライブは台風のため中止。
私は早くから大阪しか行かないと決めていたけど、心待ちにしていた人のことを思うと
我がことのように心が痛い。サポートのMIYAVIさんも新幹線で缶詰に。
MARS御一行は大丈夫だったんだろうか。

中国ツアーで声を失くしてきたらしいジャレッド。
ひとりきりで登場。いつものセットとは違うアコースティックのHurricaneから始まった。
私は基本アコースティックライブはあまり好きじゃない。
それでもMTV Unpluggedの30STMのライブは凄く好きだったので、
セットリストのうち何曲かアコースティックも聴きたいなとは思っていたんだけど、
ジャレッドの声の不調に会場の小ささ、客の入りも考慮してか、
The Kill、Night of the Hunter、Lady GagaのBad Romance、U2のWhere The Streets Have No Nameと
アコースティック大半のライブでした。
途中、ドラム遮音の透明の衝立をはさんでお兄ちゃんのシャノンと話し込んでいたので、
会場の盛り上がりなども考慮して変更があったのかもな、と思ったりしました。
後半A Beautiful Lieからいつものライブに。
Search and Destroy、Closer to The Edge、いつものごとくいっぱいステージに上げちゃって
Kings and Queensの大合唱で終わりました。

私はいつものCloser to The Edge TourのようにEscapeの”This is War”でセット始まって欲しかった!
でもジャレッドが一生懸命会場を盛り上げようと頑張ってるのが伝わってきたし、
アコースティックも声の調子が悪いのに聴かせてくれました。これはとても貴重だったなと。
それに後半のA Beautiful Lieからの流れは本当にめちゃくちゃ楽しかった!
最後はみんなの上げた手で前が見えないかった!
ジャレッドさびあんまり歌わないんだけど、みんなちゃんとSing Alongしてたよ。
私も完璧に歌詞を覚えて行けばよかった。今度は必ずパーフェクトに望む。
噂されている活動休止が、長いものになりませんように。
いろいろ煩わしいことも沢山あって、しんどい思いもいっぱいしたと思うジャレッド。
少しゆっくりしたら必ず戻ってきてください。

震災を受けた日本のために作ってくれたCloser to the EdgeのJapanese Tribute Version
についてもMCで話してくれた。日本ツアーのプロモーションのため?
ちょうどCloser to The EdgeのJapan versionを作っていて、そのビデオの公開前に震災が起こった。
編集を手伝っていた人が在米日本人で、震災を受けた日本のために、
特別なものにしようという話になったらしい。(意訳有)
これは30STMから、そしてアメリカから、日本への愛のメッセージなんだと!
昨年のサマソニでのライブ映像、日本のファンのみんな。日本滞在のときの30STMの楽しげな様子。何度観ても泣きそうになる。
素晴らしいビデオを、日本を思う気持ちを本当にありがとう。



※ Closer to the Edge Japan version はオフィシャルHPで観れます。

それにしても大阪会場にはびっくりした。
IMP HALLただでさえ小さいのに、オールスタンディングでもちろん客席は使っていない。
それでもぎゅうぎゅうに入っている感じでもなかった。
俳優のジャレッドが好きで足を運んでいる人も沢山いると思う。それと同時に、
俳優ジャレッドのバンドという事でなんとなく敬遠して食わず嫌いな人も多いんじゃないのかなと思ったりも。
私もそういう思いがあって視聴するまでが結構時間がかかったし、
たぶん最初のアルバムあたりで手を出していたらくじけていたかもしれない。
“This is War” は全曲ハズレ無しの素晴らしいアルバムだよ!



2011/09/11

酒井抱一と江戸琳派の全貌

酒井抱一と江戸琳派の全貌
姫路市立美術館 2011/8/30-10/2

本展は抱一が平成23年(2011)年に生誕250周年を迎えることを記念し、戦後初めて酒井抱一と江戸琳派に本格的に取り組み、現在の抱一研究の活路を開いた小林忠千葉市美術館館長を筆頭として、抱一の地元である姫路市立美術館、抱一及び江戸琳派のコレクションで随一の細見美術館の三館が研究・企画協力。抱一の代表作である「夏秋草図屏風」(重要文化財)をはじめ「風神雷神図屏風」など計約270点を3期に分けて展示する過去にない規模で、抱一と彼の率いた江戸琳派を多角的に検証しその全貌を明らかにします。

抱一の「風神雷神図屏風」が第一期(8/30-9/11)で展示が終わってしまうので観てきました。
俵屋宗達が描いた「風神雷神図屏風」(国宝)を尾形光琳が模したものを模した物。
私は初「風神雷神図屏風」だったので、きらびやかな中に勢いよく描かれている神々が
強烈で圧倒されたのだけれど、すぐにその感動は上書きされる。
抱一の弟子、鈴木其一が描いた「風神雷神図襖」。
屏風ではなく襖絵であるし、模写ではないので、背景も金箔ではなく暗澹たる墨色。
墨色の中に暗雲をまとう風神雷神は鳥肌物でした。

抱一展に行っておきながら、思い返すのは其一のことである。
「萩月図襖」、そしてなんといっても「芒野図屏風」
風が抜けていくのを感じるような素晴らしさでした。

抱一の大きな作品の中にはちょっと大味な感じを受ける物もあったけれど、
それでも「四季草花図雛屏風」や「十二ヶ月花卉図短冊」などは
鮮やかで緻密で素晴らしかったし、「月夜楓図」の静謐な夜も素晴らしかった。

尾形光琳の「風神雷神図屏風」の裏に描かれた抱一の「夏秋草図屏風」(重要文化財)
は第三期(9/21-10/2)の展示。もう一度行かないと。

「月夜楓図」をモチーフにした「十六夜」
「青楓朱楓図屏風」をモチーフにした「つた紅葉」

2011/09/10

高知県立坂本龍馬記念館

設計:安藤忠雄

牧野富太郎記念館 本館・展示館

設計:内藤廣

草間弥生風スポットライトや押し花が挟み込んである和紙のランプ、
牧野氏の似顔絵を模った壁など、手の込んだ造り。

横倉山自然の森博物館

設計:安藤忠雄

雲の上のホテル

設計:隈研吾

梼原町役場

設計:隈研吾

雲の上のホテル別館・マルシェユスハラ

設計:隈研吾

梼原木橋ミュージアム・雲の上のギャラリー

設計:隈研吾

2011/09/09

道後温泉本館


伊丹十三記念館

設計:中村好文


坂の上の雲ミュージアム

設計:安藤忠雄

愛媛県美術館

設計: 丹下健三

ミウラート・ヴィレッジ



設計:長谷川逸子

岩田健 母と子のミュージアム

設計:伊東豊雄

今治市伊東豊雄建築ミュージアム



設計:伊東豊雄

瀬戸内の海を背景に建築家伊東豊雄さんの作品を展示するスティールハット(写真1、2枚目)と、
旧自邸を再生したシルバーハット(写真4枚目)からなる美術館。

スティールハットでは、入口で靴を脱ぎ寝っころがっったりしながら思い思いに観ていく。
伊東さんの手がけられた建築、コンペ応募案の模型が展示され、
伊東さんをはじめ、数々の建築家の言葉がちりばめられている。

シルバーハットでは伊東さんの実施設計図(製本)を手に取ることができる。
ほかにもコンペ案や東京オペラシティ他で開催された展覧会展示計画、デザインプロダクトなど
さまざまな資料が収蔵されています。

この近くには「ところミュージアム大三島」という小さいけれど面白い美術館があって、
この一館のためだけには行きにくいと思っていた大三島。
今回伊東さんの美術館が出来て、さらに数キロ先に伊東豊雄さんが設計された
「岩田健 母と子のミュージアム」も開館して、探訪するのに魅力的な島となりました。