2011/12/18

MARS 300@Hammerstein Ballroom NYC Dec 7

30 Seconds to Mars@Hammerstein Ballroom NYC Setlist

 1. Escape
 2. A Beautiful Lie
 3. This Is War
 4. 100 Suns
 5. Search and Destroy
 6. Vox Populi
 7. Night of the Hunter
 8. L490
 9. Kings and Queens (Chorus only)
10. Alibi
11. Was It a Dream?
12. Hurricane
13. The Kill (Bury Me) (First acoustic then full band)
14. Closer to the Edge
15. JAM
       The Story
       Buddha for Mary
       Capricorn
       Oblivion
16: Kings and Queens

この日はVyRT(ジャレッド曰くバート!)という高品質なユーストリームでライブを生中継することになっていて、
始まる前から会場ではマーズのMVが上映されていた。それに合わせてもちろんファンは大合唱である。
ホントに何が楽しいって、この一体感。英語やその他いろいろな言葉を話す様々な人が、それでもみんな同じ歌を、同じ人たちの事を待ちわびながら歌うんだ。もう使い古された言葉だけれど、音楽は本当に国境を越える。
ライブ中継あるし、この日は前座は無いのかと思ったけどやはり違うセットが組まれている。
まあ待たされるのはもう分かっているので、今日はどんな人だろうと待っていると
出てきたのは何とも面白い人だった。今回の人たちはちゃんと自己紹介を。
Semi Precious Weapons。ボーカルはハイヒールを履いた大男。
面白い前座も終わり、会場では光るバッヂが配られて満天の星空のごとき煌めき。

この日は写真も撮らず、全身を目に耳にして楽しもうと決めていた。
このNYのライブで何が聴きたかったって日本で聴けなかった100 SunsとVox Populi!
前日も思ったんだけど、アメリカンよ、100 Suns、コーラス入る所ジャレッドがわざわざ手を上げて
教えてくれるんだからちゃんとハモれよ!一緒に歌詞歌ってんじゃねーよ!
美しいハーモニーとジャレッドのThank you!で終わるはずなのに!
もうホンマこれだけはがっかりです!
Vox PopuliはCDでもファンのコーラスが、手拍子が、足踏みが入っていて、
聴いていると大きな繋がりを感じるし、ジャレッドのボーカルがとても伸びやかで壮大な曲。
この曲を全身で聴けて、歌えて本当に幸せだった。楽しかった。涙が出た。
前日はステージの前の方だったので花道を行ったりきたりするジャレッドあまり見えなかったんだけど、
この日は花道中程に陣取っていたので、ステージで歌う姿も、花道を駆けてくる姿もよく見えたし、
花道向こうのファンの姿もよく見えて会場全体の盛り上がりが見られて本当によかった!
The Killではファンの海に飛び込んだり、ギネスの授与があったり、いつも通り聞くつもりが本当にあるのか分からないリクエストを募り、1stアルバムからのメドレーを演ってくれたり、
(予習の足りないアメリカン達はBuddha for Maryもライブバージョンで歌ってなかったよっ!F%#K A LOTだよっ!)Holly Molly!とお子に声をかけたりもう盛りだくさん。
そんなこんなでいよいよ残すはアンコールのK&Q。
私の前にいたピンクのフェイスペイントが雨で落ちて大変なことになっていたお兄さんがYou!
とご指名を受けてステージに上がっていったので、これで花道かぶりつき。燃え尽きる!と思っていたら
クラウドサーフィンで花道に出ようとした女の子が頭から落ちてバリケードの支柱に頭を打って意識不明に。
K&Qを歌い出してから事に気づいたジャレッドは曲を途中でとめ、救急隊を呼んだ。
女の子はピクリともしないし、なかなか運び出されない様子を見て、最悪の展開も頭によぎり、
何とか無事でありますようにと必死に祈った。この日に、マーズの皆がずっと心痛める事があってはならない。
その後しばらくして運ばれていった彼女は仕切り直したK&Qの時にステージに上がってきていたので
大事には至らなかったよう。本当に良かった。
JAMでちょっとだけだったけどBuddha for MaryとCapricornにOblivionまで聴けてもうホントに思い残すことは何も無いっ!

そして最後のMeet&Greetへ。
昨日のミシェルのアドバイスに従い、朝から下書きして清書して間違えてまた書き直したジャレッドへのメッセージを書いたハガキを雨に濡れないようにお菓子といっしょにスーパーの袋に入れておいた。
この日は昨日よりセキュリティが厳しく、入場前に鞄の中の飲み物と食べ物を有無も言わさず没収。
ジャレッドへのハガキも一緒に没収されてしまった事に気づいたのは入場して一息も二息もついた後だった。。。
あーもう何も言えないかも。と弱気になったけど、こんなにも素晴らしい演奏聴かせてくれた彼らに
何も言わずに日本には帰れない。旅の恥はかき捨て!と自分を奮いたたせる。
ドラムを叩くシャノンはまるで二刀流の侍みたい!めちゃんこかっこええ!って言いたかったのに、サインをしてるシャノンにHi Shannon!と言うのが精いっぱい。シャノンは顔を上げHellooooo!とねっとり挨拶してくれた。
トモの時は隣の子がアムス?にあるTOMO SUSHIのを話をしてて、トモがTOMOは日本語でFriendの意味なんやで~と言うから、そうやで~と横からちゃちゃいれたらトモもそうやんな~と。
で私の番になったのでええ名前やな~と言うとアリガト、コンニチハというので、コンバンハやで言うたらハラヘッタ言うからゴハンちゃうコンバンハ、good nightやで言うたら違う俺マジ腹ヘリやねん言うてた。ユラユラと変なステップ踏みながら。で次の隣の子が禁煙どうなっとう?みたいなこと聞いたら胸のバッヂを見せてた。えっ何それ?と私がちょっと覗いていたら戻ってきて見せてくれた。
タバコすったらキスがどうのこうのと書いてあった気がする。。。

ジャレッドには本当に今更だけど震災に見舞われた日本のために作ってくれた
Closer to the EdgeのJapanese Tribute ver.のビデオのお礼を。
ビデオは苦難に見舞われた日の丸に"TO: JAPAN  WITH LOVE FROM: THIRTY SECONDS TO MARS"
のメッセージで始まる。
この画面をTattoシールにして腕に貼っていった。
遅くなったけど、素晴らしいビデオを本当にありがとう。私も、日本のファンもこのビデオにどれだけ力づけられたか分からない。と言うと、そう言ってもらえてこちらこそホントに嬉しいみたいなことを言っていた。
で、腕に貼ってあるTattoシールを見せたら、ジャレッドが隣の子にこれ見た?と私の腕を見せながら言う。
私もそうそう見た?めっちゃええビデオなんやで~と思っていたら、ジャレッドがAmazing! 3 Dimension!を連呼している。
えっ?何のこと?!?どうやらジャレッドはビデオじゃなくて、私のTatooシールに興味深々。
いや、これ偽物やでと言うと、いやそれ分かっとうけど、3 Dimensionやん!凄い!凄い!
と感心ひとしおだった。話題がTattoシールに移ってしまったので言いたいことの半分しか言えなかったけど、
それでもまあチキンな私にしては上出来でしょう。

そして写真撮影。今日こそジャレッドのお腹ちゃんと実感しなきゃとモミはやめてさすりでいこうと、
手を脇あたりからずらして腹まで持っていく作戦を一人イメージトレーニングする。
いざ実行と思ったらジャレッドの変な羽織物をぺらりとめくってしまい、
ぎゃっと思ってSorry! It's OK!みたいなやりとりで調子を崩しつつも
なんとか持ち直しさすりさすり。左手に集中したため今回はシャノン側の右手がお留守に。
ジャレッドなんか着込みすぎや!ぜんぜん皮膚感分からんかったわ!!!
これでホントにメンバーと対峙するのも最後の最後。しんみりする間もなく流れ作業で部屋をだされる。
ひどいアザと共に帰ったのは日付も変った頃。お風呂に入ろうと下着を脱いだらCloser to the Edgeの時の紙吹雪がひらり。。。
あぁ本当に終わってしまった。あとは少しずつ今日のこの思い出を忘れていってしまうんだ。。。と
とてつもない寂しさと悲しみが。

日本でのライブが期待通りだったら、NYまで行かなかったかもしれない。
活動休止の話が出なければ、やはり行かなかったかもしれない。
そしていつもお邪魔している火星さんサイトのうららさんのマーズ活動休止についての記事を読まなければ行かなかったかもしれない。
NYでのMARS 300 SHOWが発表される前、フランス、ドイツのツアー日程を何度も何度も見ていた。
フランス、ドイツのガイドブックも手にしていた。
フランス語もドイツ語も喋れない。初めての一人での海外。やっぱり無理だ。行けない。
それでも何とか行けないか。何度も何度もこんな葛藤があった。
英語圏のライブなら、何処へだって行くのに。そう何度も何度も思った。
嘘みたいだけどアメリカでのライブが追加になったという夢まで見た。
そしたらその夢が正夢になった。これは私のためのライブだ。運命じゃなくてなんなんだと。
色々なことに背中を押され、清水の舞台から飛び降りるつもりでJUNP AND TOUCH THE SKY!
旅立つ前の不安も、今は消えてしまった腕のアザの痛みも、ライブ最後の日のせつなさも、
帰ってきてからの無気力な日々でさえも全部宝物です。

"I want to say to everybody out there, the true believers that you are here tonight, I can feel it in the room. 
I want to tell you something. You’ve done something really magical, and I don’t want you to take this too lightly. You have through your belief, through your will, through your passion, through your love.
You have made reality from a dream.
And I want everyone in here to carry this with them for the rest of their lives, okay? This is an example to all of you, all of you out there who want to do something different with their lives, who want to do something special, who want to contribute, who want to do something meaningful.
Dreams are possible. You can do what you dream.
So, after tonight, tomorrow let’s all promise we’re going to live the first day of our new lives, you understand?
Let’s promise each other we will be brave, we will fight for what we believe in, and we will live dreams.
Thank you so much for everything."  
                           Just a little "Goodbye" from Jared Leto
この日のポスター撮影、ちゃんと日の丸精一杯高く掲げて来た!

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