山本基展「たゆたう庭 FLOATING GARDEN」瀬戸内市立美術館
昨年箱根彫刻の森美術館で開催されていたどうしても行きたくて行けなかった山本さんの展覧会が、瀬戸内市立美術館に!規模は塩使用量で言えば70kg弱という小規模なものですが、緻密で圧倒的な造形美の前ではその意味するところなど分からなくても無条件に素晴らしいと思える。妹さんへの思いを繋ぐように塩で描かれた海のような宇宙のような世界は会期終了後観覧者の手によって海に還る。その限られた時間がさらに作品を際だたせる。塩曼陀羅のようである。
会場ではドイツのサンクトペーター教会で開催された「迷宮 Labyrinth」の制作過程を追ったドキュメンタリーや、金沢、東京、アメリカなどの過去の展覧会の様子と、「海に還るプロジェクト」の写真も観ることができる。
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