奈良の室生に行ってきました。
室生山上公園を目当てに行ったのですがせっかくなので、“日本一小さな奈良” という風変わりなキャッチコピーのついている室生寺を参拝してきました。
ピークは過ぎているものの紅葉が目にまぶしく、天気にも恵まれ、とても賑わっていました。
室生川にそって堂塔が点在しており、キャッチコピーの所以と思われる日本一小さな五重の塔や、450段の石段は清水の舞台ならぬ室生の舞台がある堂へと続きます。
そんな室生寺と対峠する山上にイスラエルの彫刻家、ダニ・カラヴァンの荘大な作品が、山々に隠れるように訪れるものを迎えてくれます。
公園の敷地は、地すべり対策事業地ということで、自然と折り合いをつけながら共存し、相互作用により、豊かな空間の創造を目指した作品となっています。
北緯34度32分の軸線上にある天文の塔は、差し込む光によって時を刻みます。
山上までの道がふもとから約800mで標高約150mという過酷な道のりで、
山に覆われるように作られているため、道々目的地らしき印も見えず、けっこう普通の民家を抜けていくので不安と疲れでくらくらしながらの到着だったので、いっそうすがすがしく感じました。
体の隅々まで筋肉痛で、オマケに風邪までひいてしまいましたが、
秋らしい休日を過ごせました。
2009/12/02
2009/11/23
植田正治写真美術館
設計:高松伸
鳥取は大山を仰ぎ見る、植田正治写真美術館に行ってきました。
蒜山あたりから大山が見え始めると、もうどこに行ってもそこには大山が。
そんな大山を、いや大山しか臨めないストイックな美術館でした。
建物目当てで行ったので、植田正治さんという写真家はあまりよく知りませんでしたが、
シュールなのに、なんだか暖かで懐かしいような不思議な写真が展示されていて、
ちょっと興味がわいてきました。
この美術館をはさんで大山の反対側には福岡堤という水面があり、
そこからは何にもさえぎられること無く、逆さ大山が見られるのですが、
時間が無くて見られなかったので、また違う季節に訪れたいです。
Label:
Architecture,
高松伸,
鳥取県
2009/11/14
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