2011/04/08

「プリズム・ラグ ~手塚愛子の糸、モネとシニャックの色~」展

大山崎山荘美術館に展示するのにこれほど似合う作品はそうそう無いなと思うほど
建物との相性がすばらしい展示でした。
展示室室内に施されている木のレリーフに呼応するようなドローイング、
室内のずっしりとしたファブリックと作品の元となっている織物。
サンルームをめいいっぱい使って、光を背に展示されている作品。
できあがった織物の糸を引抜いたり、刺繍の裏側が透けることで時間を可視化するという作品。
ぱっと見ると落着いた色合の織物が驚くような明るい糸が折り重なって出来ていたり、
普段目にすることがなかったり、気づかなかったりするものを見せてくれる。

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