この映画はFacebookとか正直どうでもいい映画。
一つのことに夢中になったマーク・ザッカーバーグと、
彼に関わる、様々な思いを抱えた人との話。
価値観を同じくしていた人と見据える先が同じでなくなる時、
いままで大事だった関係が、とたんにつまらなく思えてしまう。
新しい世界を見せてくれる人に心奪われる時、
きっとどんな人でもいままでに経験したことがあるであろう人と人との繋がり。
観ているとワクワクしてせつなくて、主人公と共に心躍り、悩む。
そんな素晴らしいドラマが、フィンチャー映画に共通する秀逸な映像で語られる。
それは自然でない暗さだったり、色味だったり
フィンチャー映画を観ていつも思うのはひんやりして暗い感じ。
様々なカットがそれぞれ含みをもっているように思える。
そして畳みかけるように素晴らしいサウンドトラック。
素晴らしい映像に、セリフに、共鳴するように音楽が流れる。
サントラを手がけたのはNine Inch NailsのTrent ReznorとAtticus Ross。
もともと私はNine Inch Nailsのインストが大好物で。
そりゃもう言うこと無しです。
Trent ReznorのレーベルThe Null Corporationのサイトで
サントラ5曲を無料でダウンロード出来ます。
http://www.nullco.com/TSN/
そして何はなくとも主役のマーク・ザッカーバーグを演じるジェシー・アイゼンバーグ!
アバタもエクボ状態に陥っているので、冷静さを少しばかり欠いてはいるが、
素晴らしい役者さんである。
geekのマークが、100万人の登録者を誇るFacebookのCEOになっても
外から見る分にはとくに代わり映えのしないぱっとしないマークである。
それでも彼の中に起きたさまざまな葛藤が、成長が確実に表現されている。
映画を観たあとすぐさまサントラを購入。
もう一度観に行こうかともんもんとしつつ、結局USiTunesで映画を購入。
iPhoneにぶっこんでことある毎に観ている始末。
そんな素晴らしい映画なのです。
Andrew Garfiled , Jesse Eisenberg |
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